フェーズドアレイ気象レーダを用いたゲリラ豪雨(局地的大雨)の発生予測システム
対象
技術・システム |
概要
詳細
手法内容 | |||
手法内容
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本手法では、大規模積乱雲の詳細観測が可能な最新の超高速3次元フェーズドアレイ気象レーダを利用し、ゲリラ豪雨(局地的大雨)の観測を行い、その情報を用いて予測を行う。さらに、観測および予測された情報は、自治体がゲリラ豪雨監視・予測システムをとおしてデータの公開および市民へのメール配信システムを構築することで、浸水被害軽減に向けた情報を提供することが可能となる手法である。
レーダ設置例(大阪大学)
1.フェーズドアレイ気象レーダによる観測と解析データ作成 フェーズドアレイ気象データを用いて、リアルタイムにゲリラ豪雨を観測し、その観測結果を予測システムへリアルタイムに提供する。
3.地域への情報提供およびメール配信等を行うシステムの開発 予測したデータをWebサーバで公開することや、市民に対してメールを配信するシステムを構築する。
図 ゲリラ豪雨予測システムの全体像 |
必須・有用な知識・技術者・法令 | |||
必須知識
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なし | ||
有用知識
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レーダ技術、気象業務知識、水害に関する知識、避難に関する知識、気象学に関する知識(特に積乱雲の発生発達メカニズムや降雨メカニズムなど) |
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必須技術・ツール
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レーダ解析技術、(予測を行う場合は)予測技術 |
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有用技術・ツール
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なし | ||
必須データ
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フェーズドアレイ気象レーダ、国土交通省XRAIN |
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有用データ
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地上雨量計データ、風向風速データ |
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必須人材・人員
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なし | ||
有用人材・人員
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レーダ技術者、気象予報士の有資格者、防災士、自治体防災担当者、自治体河川・下水・道路担当者など | ||
関連法令
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気象業務法、河川法、災害対策基本法 |
手法導入手続き | |||||
①予算要求書の策定 |
必要コスト
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総額550万円(初年度のみ) 導入コスト: 解析及び表示システム、メールシステムの作成:500万円 運用コスト: レンタルサーバ:1万円×12か月=12万円 気象情報・他機関レーダ情報の購入=2万円×12か月=24万円 ※レーダを新規で設置する場合は数億円が必要である。 |
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必要期間
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数か月 |
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国や都道府県の方針
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国の研究機関でも導入検討中のため、最新情報(方針)と整合させる。 | ||||
注意点
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②仕様書の作成・調達手続き |
調達内容
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導入作業: 観測データに基づく予測システムの開発 観測および予測システムの表示システム、メール配信システムの開発 上記開発システムの構築 運用: レンタルサーバ費用 データ購入費用(気象情報・他機関レーダ情報) システムの保守運用費用 ※レーダを新規に導入する場合は、レーダと解析システムの調達が必要である。 |
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注意点
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③導入確定及び導入準備 | 導入確定から導入までの標準的な手順と工程表 |
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注意点
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④導入及び定着 |
ステップ(工程表)
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なし | |||
今後の課題とその対応計画
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なし | ||||
注意点
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手法の属性 | |||
企画する主体
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対象ハザード
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リスク対象
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対象自然環境
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対象社会環境
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災害対応局面
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開発地域
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大阪府
大阪市福島区
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関連プロジェクト
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文部科学省地域防災対策支援研究プロジェクト課題②「フェーズドアレイ気象レーダーによる超高速3次元観測リアルタイムデータを活用した局地的風水害の防災・減災対策支援」http://all-bosai.jp/chiiki_pj/group.php?gid=10086 | ||
関連文献
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なし | ||
関連コンテンツ | |||
入力者 | 地域防災Web運営事務局 | ||
メモ
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この手法が実践できる実践技術者・研究者
実践技術者・研究者 |
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